[コメント] ピンク・パンサー3(1976/米)
小ネタ満載で楽しめる作品に仕上がってますね。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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前作でクルーゾー抹殺に失敗し、結局収監されてしまったドレフュス署長。そこまでは「気の毒」で済むのだが(オープニングなんかはそれで良いんだが)、今度は逆にドレフュスが犯罪王になってしまった。
ちょっと中だるみはあるものの、相変わらずのケイトーとクルーゾーのやりとりとか、変装グッズを取りそろえるシーンとか(しかし、あのカジモドの変装はやりすぎだろ?)、並み居る各国の派遣した殺し屋をすんでの所で全部かわしてしまうクルーゾーの偶然の天才ぶりとか色々と笑える要素は満載だし、古城のセットもなかなか渋い選択だ。
それにしても流石パリ警察の署長と言うだけあって、ドレフュスの人脈は凄い。科学者おり、殺し屋おり、各国の要人おり…まあ、その辺のご都合主義ぶりが味ではあるんだけどね。
ところで本作は小技がとても凝ってる。
先ずオープニングのいつものアニメーションシーン。今回は様々な映画にピンク・パンサーが入り込んでしまうのだが、そこで『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)が出たところで、分かる人間は大爆笑できる(念のため、ジュリー=アンドリュースはエドワーズ監督の奥さん)。更にエジプトからの殺し屋としていきなりオマー=シャリフが登場。これは目を疑う(スタッフロールにも出てなかったので、本当かどうか自信がなかったのだが、こういう時にネットは便利)。そう言う部分で思い切り笑える作品となっていた。
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