[コメント] 猛獣大脱走(1984/伊)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
古い映画にしてはグロいギミックが巧みです。ここ、かなり評価してます。
カーセックス中のカップルがドブネズミに襲われるシーンでは、おっぱいも露わに血まみれになっていく女の様は最近見ないエログロさ。
冒頭から「水」をかなり意識して映してるので、原因が水に含まれた「何か」なのは明らか。
ただ、まぁ、いろいろと杜撰です。
集中管理システムのオペレーションがまるで意味をなしてない設定。
何のためのコンピューターだ?
PCP(麻薬の一種)に動物が冒されても、檻が開かなければ大丈夫だったはず。
やっぱり肝心な部分は手動が確実です。
ウォーターサーバーの水を飲んでた子供たちまで獰猛になってるラストはちょっと違和感。
スージーはジュースを飲んでたからマトモで、他の子はPCPに冒されているという説明が成り立ちません。
原因がPCPの混入ということまでは判明するも、混入した理由はわからず終い。
工業廃棄物が水道水に混入したとテロップが流れるが水道水に?
普通なら下水に、でしょう?
でも、だとしたら動物たちは下水を飲まされてるのか?ってことになる。
納得いかない。
交通事故に遭った女性がグロ過ぎで引く。
この映画のグロさは「目」がひん剥いている描写が多いせいかもしれない。
タレントアニマルはただ歩くだけで、ぬいぐるみに自分から齧られにいって血まみれになる人間が滑稽です。笑
それでも、CGで描かれた恐竜が大暴れする『ジュラシックパーク』なんかより、身近な動物が襲ってくる方がリアルに怖いと思わせる「何か」がこの作品にはありました。
シネスケでは点数低めですが笑、個人的にはツボです。
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