コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] パシフィック・リム(2013/米)

アニメと実写では文法が違うのは当然だろう。比較するならスーパー戦隊ものなのではないかとも思うが、シリアス版として充分な出来ではないだろうか。☆3.9点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







怪獣映画と言ってもゴジラ第一作とその後ではかなり作風が異なっているし、そこにロボットものの文法を入れてくるなら、個々の観客それぞれが望む定型に落とし込むのは無理ってもんでしょう。

題名にしても、怪獣の造形にしても、来襲の意図にしても、人間ドラマの要・不要にしても、まぁ、いいんではないですか、こんなところで。

ただ、yusuktetsuikiさんの指摘した「怪獣のDNA以外通さないはずのゲートを脱出ポッドがフリーパスで通過」だけは頂けない。これはイカンね。

エヴァ自体それ迄のロボットの流れから生まれてきたのだろうが、菊地凛子のとことん内向き(シャイではなく)なヒロイン像が、それ迄に無い「オタク姫」でなかなか佳かった(伊達メガネを掛けてない所も佳い)。ただ、そのオタク汁が司令官にまで及んでいたのはやり過ぎかも…。

そう言えば「芦田愛菜ハリウッドデビュー」って、真面なセリフが一つもないのに衝撃。凄いね、この子は。俺が創った訳じゃないのに「苛めてゴメン、こんな映画作ってゴメンな!」って銀幕に向かって思わず謝っちゃったよ。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。