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[コメント] 人間革命(1973/日)

敗戦のトラウマを利用して男を動機づける起業映画としての体裁が、拘置所の大回想が始まると独房に木霊する喘ぎ声に挫かれる。教義は倫理的な応報機構からの解放を求めるが、宗教の近代化は宗教を無用にする意味で論理エラーである。
disjunctive

丹波哲郎とそれ以外のキャストが異なる演技の秩序に準則し、奇人に稲葉義男らが大真面目に際する絵としてその歪みは現れる。しかしそれは捨てがたいヒューモアでもある。

(評価:★3)

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