[コメント] 逆転のメソッド(2009/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ちょっとした山の頂きというか稜線に、テレビ局とかの電波中継塔が複数本建っているなんてところは日本にもある。マット(ダラス・ロバーツ※)が登ったのはおそらくそんなところだ。彼なりの流儀で、もう一度アイデアを得直そうとしたわけだ。
ここで初めて、伏線が繋がったというか、ドラマの構図みたいなものを見てとることができ、「お?」と思えた。
そこまでは、この後、何が起きるにしても、こいつらはまずこのギャンブル依存症を治さなきゃどうにもならんだろうと思って観ていた。トランプを支持したりアメリカンドリームを夢見たりするアメリカ人(←言い過ぎ)てのは、こういう精神的な病と背中合せなのかいなと、多少、蔑みながら観てたのだ。
したがって、専門知識のない僕なんかが見ると。もしかしたら、まったく別のもの(例えばビジネスとか?)に熱中(ないし依存?)できれば、こうした病から快復はできないまでも、折り合いをつけて人生を生きることはできると描いている?と思ってしまう。
まあ、分からない。成功を収めたのち、マットがギャンブルに手を染めるシーンはなかったが、サム(ジェレミー・レナー)はやっていた。もう、破滅まで突き進む依存症、ではなく、距離を置いてレクリエーションとして愉しんでいる、ように見えたのだが? そんな訳ないか。
あのおしゃべり栓抜き、まったく知らなかった(1,000万個売れたらしい)が、ビール党の僕は見た瞬間、面白い!と思った。700円だったら絶対買う(最初の値段設定が6ドル95セント)。日本のテレビ通販(というシーンあり)でやっていたように2,000円だったら、多分買わない。
※物語上も、クレジット順でも、彼が主演。ジェレミー・レナーの映画みたいな宣伝は、日本の販社の独自策かと思われる。
80/100(20/10/4盤見)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。