[コメント] 世界にひとつのプレイブック(2012/米)
正直ピンとこない。テーマも、原題も、邦題も。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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面白くなかったことはない。ティファニーがデニーロを言い負かすシーンはちょっとスカッとした。家族の再生も、傷ついた主人公二人の心の交流とロマンスも、ちょっとお約束的なところもあるけど、悪くないと思う。
でも、なぜ「精神疾患」というものを、そこに持ち込んだんだろうか?僕はそれがよく判らない。病んだ主人公、病んだ親子、病んだ社会。言葉にするのは簡単だが、少なくとも、「それ」を抜きにしても、映画としては成り立つはず。なんだか、「見下ろされてる」気分になる。
そういえば、なぜニッキーはあんなオッサンと浮気したんだろう。その原因は描かれていなかったが、ニッキーがどういう女性なのかは、伝わってこない。単なる浮気女と見えるんだけど、周囲は結構寛容だ。
判らないのはタイトルだ。原題を直訳したら、「銀の裏地のプレーブック」。「エキサイト翻訳」を使ったら「明るい希望プレーブック」。そもそもプレーブックって何?辞書でみたら、1.「脚本」2.「アメフトのフォーメーションなどが書かれた本」・・・・・・ますます判らない。邦題はもっと意味不明。辞書では判らない「プレーブック」の意味が理解できないことには、タイトルの意味が判らない。
そういえば主人公二人とも「無職」だ。父親はブックメーカー(「ノミ屋」という訳は違う気がするが、どっちにしても褒められたもんじゃない)。今は良くても、この先が親子ともども不安だ。
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