[コメント] うん、何?(2008/日)
最近島根の映画を良く見るなあと思っていたら『RAILWAYS』もこの監督の作品だったんですね。作品的にはこちらの方がかなり上です。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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島根の一田舎の町の営みを、神々との接点、移ろいゆく四季、絶え間なく流れる川面、そして村祭り、伝統行事を通して描いていく。この映画はそこに生きる人間たちの喜び、悲しみ、希望、そして恋愛、誕生、死を大きな仰角から切り取ることに成功した。
一言でいえば、人は生まれ、育ち、恋をし、家族を形成し、そして死んでゆく。その当たり前のことを自然と同じく純粋な人たちが生活する島根で体現していく。
私たちもどこで生まれたのか、どこで育ったのか、誰と恋をしたのか、どんな家族を形成してきたのか、どんな死に巡り合うのか、そろそろきっちりと考えた方がいいのかもしれない。そんな問いかけが静かにこの映画から聞こえてくるようだ。僕も遅ればせながら目を瞑り願い橋を歩いてみようかなあ。秀作。
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