[コメント] X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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キューバ危機はアメリカの大統領が人気がありすぎてなった危機だった。
今現在(2011年)死にそうな、というか死んでるかもしれないキューバのカストロも人気を生命線にした政治家で当時も今も世界で一番強そうなアメリカとさしで勝負できる俺ってすごくね?的な演出をしたいが為に自国に核ミサイルを配備しようと画策。当時、アメリカで若くてハンサムなケネディーが見た目からして気弱な平和主義に見えたのでソ連のフルシチョフとカストロ(更に政敵である米国共和党も噛んでいる気もする)が「いっちょあの坊主を凹ませてやるかw」ってノリで世界危機を演出したのであった。結果は強気で押したケネディーの勝ち。フルシチョフは謎の更迭、カストロは世界中から変人扱いされてシカトされる様になる。
何故こんな事を書いたかと言うと歴史はさまざまな見方があり上記記述も立場が違う人からすれば噴飯モノであるだろうが実際の流れを知らぬ人も多いだろうと思い補足した。特にこの映画の様に米ソの対立は影で操っていた「選ばれし人=X-men」が画策し、またそれを阻止したのも同じ「選ばれし人」だった、というあらすじならちょっとぶっちゃけた説明を入れようと。
ただねぇ、この映画ではX-menになってるけど史実でこれをやってたのはユダヤ人だとは思うんですよ。逆差別かもしれないけどユダヤ人の多くは頭も良いし金儲けも上手。数では圧倒している一般の欧米人がかなう相手ではない。この映画でのX-menはそういうユダヤ人の苦悩と分裂みたいなものを当て嵌めると非常にリアリティーがある。
ただの出来の良いCGアクション映画なのか?と思って観に行ったら想像をはるかに超えた熱い戦いになっているのはそういう下地が映画の底辺に流れているからではないかと思えるのだ。戦いが派手だったら面白い、という訳ではなくお互いが譲れぬ信念を持っていれば(それが本当にどっちが正しいのか分からない場合)。
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