ハンター検事とマーチャント警部補が証拠を捏造して勝訴し続けていることを前提として観ていたので、Ｃ．Ｊ．ニコラスが実際にタイーシャを演じていた黒人女性・Ｄ．オーウェンズを殺害していたのは驚いた。

　そう言われてみれば、ニコラスのデスクに度々かかってきてた電話は全て全て恋人のエラだと思わされていたし、同僚のフィンリーがＤ．オーウェンズの殺害現場にニコラスを連れて行くために迎えに来た時にも「足を捻った」と言いながら足を引きずっていた（既に実際に犬に噛まれていたからだろう）。

　状況証拠を作り出すためにわざわざ保健センターからジャック・ラッセルの雑種を引き取って連れ帰るが、ジャージを噛ませるところはフィンリーに見せるが、足を噛ませるシーンはない（ニコラスは別室に移動して「今、噛まれた」と言っている）。

　念入りに仕組まれた伏線に脱帽。