[コメント] キック・アス(2010/英=米)
突拍子もないものか、ベタなネタが大好きなもので、最初のシーケンスで心鷲づかみ。ニコラス・ケイジというキャスティングがとても良い塩梅である。
**ネタバレ注意**
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ブルース・ウィリスとかアーノルド・シュワルツェネガーやジェイソン・ステイサムでは駄目なのである。変質的であり、職務遂行能力も高いのだがどこか抜けているキャラ(ビッグダディ)にニコラス・ケイジ。ニヤッと笑って親指をグッと立ててしまう絶妙なキャスティング。キャスティングが完璧な作品には外れはない。
ストーリーも素晴らしい。基本的にキックアスは最後の最後まで「持たざるもの」として描かれる。突然強くなったりはしないのである。心意気の面で出来ることをしている。その線引きの潔さが良い。金持ちの道楽でも突然ある能力が与えられたのでもない、「等身大の一般人」としてのヒーロー像がそこにある。
これまでにないヒーローであることは間違いがなく、娯楽作として非常に良い出来である。劇場での鑑賞を自信を持っておすすめする。
(2010.12.25 TOHOシネマズ川崎)
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