[コメント] わたしの可愛い人 シェリ(2009/英=仏=独)
終盤の2転3転の女心の移ろいが「畳み掛ける」までのダイナミズムに至らない。総体的にも冗長である。2人の変則愛が成立する寛容の時代としてのベル・エポックなのだろうが、にしても、舞台は限定され、時代を感じさせる風俗的興趣がもう少しは欲しかった。
(けにろん)
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