[コメント] カルメン純情す(1952/日)
『破れ太鼓』風のドタバタ喜劇。ストリッパーという職業、頭の弱い女の悲哀を木下らしく残酷に描ききる。三好栄子演ずる髭のある女流政治家のキャラが最高に馬鹿らしく、これが『どん底』で死にかけている婆さんになるのだと思うと益々笑える。
ラストは単なる「逃げ」かも知れないが、混迷を辿る戦後ニッポンに対する「問い」であるのだと好意的に捉えたい。
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