[コメント] アデル ファラオと復活の秘薬(2010/仏)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
リュック・ベッソンの趣味が一貫して“女性”であることは言うまでもありません。
全く映画的な表現手法は異なりますがウディ・アレンにも同じことが言えます。彼も女優(女性)に対する感性で映画を撮り続けていることが認められますね。(最近は老年にさしかかって男性趣味に転化しようとしているようですが・・・)
その点リュック・ベッソンはまだ若い!
最初の奥さんアンヌ・パリローと破局し、ミラ・ジョヴォヴィッチとも縁がなかった。そんな男性そのもののような監督の意思がこの映画にも見事に表現されていて、ルイーズ・ブルゴワンさんの魅力満載の映画でしたね。
私も個人的に、こういう顔(一見平凡)が好きなんですよね。レネー・ゼルウィガーとかね。そんなに美人ではないかもしれませんが、とても臨場感のある顔なんですね。どこにでもいそうといいますかね。若いころのジョディ・フォスターだってそんなにきれいという感じではありませんでしたよね。
この映画のルイーズ・ブルゴワンだって、映画の中だから魅力ある存在になっていますが、きっと化粧を落としたら普通の顔立ちでしょ。でも役者というか女優というか、そういう仕事って、映画監督の演出などによってどんどんきれいになってゆく。そんな発展性に魅力を感じるんですよねぇ。
「アデル」と聞くと私たちの世代は必然的にイザベル・アジャーニを思い起こしますね。でも彼女は最初からその存在そのものが美しくて、とても手が届きそうな感じがしませんね。それぐらいきれい。高嶺の花という感じでしょうか。
映画ってのは、その見る人の脳の裏にある何かを刺激する機会でもあると思うんですが、私にとってこの映画はルイーズ・ブルゴワンさんの魅力が溢れていてそれだけで十分な映画のような気がするんですね。
だから、最後のタイタニックのところ以外は全く映画の内容を覚えておりません。
でもそれでいいのではないでしょうか?
2011/02/20 自宅
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