[コメント] 今度は愛妻家(2010/日)
原作の芝居にいないキャラクターを加えたことで、その部分は散漫になってしまっている。逆に主人公夫婦と原だけにするぐらいの思い切ったことをやるのも手だったのでは?
これは配偶者の有無、その配偶者の存在が自分の中で「当然」になっているかどうかによって感想が大きく変わると思う。そういった人がいない身としては、良作であることは大いに首肯するが、ストーリーの枝葉の部分がかなり気になる作品であった。
城田優と井川遥が演じていたキャラクターは原作にはいない。北見俊介(豊川悦司)のキャラクターを際立たせるために入れたのは理解できるが、効果的かどうかという視点で言うと微妙と言わざるを得ない。吉沢(水川あさみ)だけで十分表現できる設定であり、あえて加える必要性もないだろう。
その部分は気になったが「大人が見る映画」としては十分よい出来だと思う。
(2010.02.05 109シネマズMM横浜)
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