「カッパ探し」とか変なところで画面に集中していたので逆に見落としていたかも知れないが、あの毒蜘蛛は結局長澤まさみの荷物にはそもそも入ってると思わせといて入っていなかった？？　オレは当然次はまさみチャンのブラだと期待してたのに。「米」でない蜘蛛の処理場面がないとすると、映画を観過ぎているオレなんぞは「成る程、これは毒グモに咬まれて絶命してゆくまさみチャンの夢なんだ。」と、『牧神の迷宮』的妄想モードONしてしまうのだ。

姉妹編『サマータイムマシンブルース』に対し、今回は上田 誠ワールド(原作/脚本)が完全に滑ってしまった。諸氏の論ずる通り、「X'mas プレゼント」を始めとして、本広監督はもっと独自の映画的表現(ネタ・テンポなど)を膨らませなければならなかったのだ。

オレは長澤まさみを美人だとは全然思わない。だがチャシャ猫のような彼女の顔が、この映画を観ている内にどんどん愛おしく思えて来たのは事実だ。やっぱり女の子はその娘固有のさみしさや頑張りが伝わって来た時こそ、見てくれ以上の魅力が出てくるよな。ん…？ よく見るとこの娘の顔… 「カッパ寿司」のカッパに似てないか!??

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(追記) この映画の問題は上記の如くまさみちゃんへの「X'mas プレゼント」があれぽっちかよ！という事と共に、最後の「この事は誰にもいいませんよ♡」というテレメッセージの意味づけだろう。オレも「あれれっどこで気づいた訳？」と思ったが、よく解らんので流してしまった。

おーい粗茶さんのレビューを読ませて頂きました。まさみちゃんは実は!?　う〜ん、そういう解釈でいいのかなぁ。とにかくこういうよく解らない問題を２つもこさえた制作者は「逆さ貼りつけ」の刑だな！