[コメント] アラトリステ(2006/スペイン)
行間を省いた叙事的な編年記体が淡白すぎて惜しい。多くの登場人物がエピソードの表層をかすって行く。しかし、終盤の幾つかの挿話で浮かび上がる主人公の想い。人妻と友人の遺児へ報いを求めぬ真の男気には激烈に打たれる。美術と衣裳の厚みも素晴らしい。
(けにろん)
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