[コメント] ブタがいた教室(2008/日)
教育的映画。この15年そう思ってて、実際視たらそうだったけど、<教育>って、本当はこういう<現場>なんだよな。☆4.1点。
これが山村の小学校なら、更に言えば50年前の小学校ならばあり得たかも知れない「命の授業」(→訂正:実話ベースでした)。毎日食べている私達だから、この問い掛けを「ファンタジー」と笑い飛ばせない。
ただ、農業学校で毎年各クラス1頭ずつ飼育し、学年末に捌く伝統だったらどうだったか。生徒達が各個養豚農家にホームステイして育てたとしたらどうなっていたか。恐らく子供達の感情は全く違った流れになっていただろう。そう考えると、人間の感情は環境に流されまくり、その中で判断すべく「理性」を働かせ、悩んでいる事になる。何とも悲しいというか、愚かというか…。
それにしても、妻夫木 聡の映画って、悉く彼の教育の為に作られているように思えてしまうのは、私だけだろうか。
とは言え、どんな演技をしてもウソに見えてしまう大人達に対し、何をさせてもそこに「真実」が写る子供達。昔の映画って、こんな描写をちょくちょく入れてきた気がする。この映画制作こそ、星先生(妻夫木)の挑戦に似ている。
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