[コメント] 僕らのミライへ逆回転(2008/米)
ボンクラたちに愛を。そして夢を。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ゴーストバスターズのリメイク、あれ面白いわけないじゃん。街の評判になるわけないじゃん。NYからわざわざ借りにくるほど人気がでるわけないじゃん。・・・と最初のうち懐疑的な見方しかできないんだけど、街の人たち皆で映画をつくりはじめたあたりから、いつの間にか一緒になって彼らの映画作りを応援したくなってくる。
文化祭とかと一緒で、多分あのリメイク映画達は「身内」じゃなくちゃ楽しめないんだけど、ミシェル・ゴンドリー監督の発散する映画、というか映画を撮ることへの愛が、この映画には溢れすぎていて、観てるこっちまで「身内」にさせられてしまうんです。
作りは粗いし、(特に前半の)説得力のなさなんか特筆ものなんだが、オレがゴンドリー信者であることを差し引いても、ラストの街の人たち皆で映画を観るシーン、『ニュー・シネマ・パラダイス』なんかよりも数段素晴らしい。
もっと伏線とか、脚本とかしっかり練れば映画としては数倍いい映画になっただろうと思う一方、ゴンドリー先生はやはりボンクラ達のトップランナーであることを再確認させていただいたので十分満足しております。
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