[コメント] おくりびと(2008/日)
思ったよりは淡白で佳かった。☆4点。
或る程度予断無く観賞する迄にこれだけ掛かったって事。
本木の演技は予想以上に詰まらなく、生真面目さだけが真実らしく伝わって来た。NHK大河「慶喜」で見せた可能性は開花しなかったらしい。「坂の上の雲」ではアラは目立たなかったから、意外に歴史物が合っているのかも知れない。余貴美子は見事。山崎 努は物足りず(「坂の上」繋がりで言えば、柄本 明もそうだけど、年齢が行ってしまうともう全力で演技は出来ないんだろう)。(※先日のNHKドラマ「キルトの家」(山田太一脚本)では結構自分を追込んでいたね)
納棺師には興味があったが、矢張り死の虚飾には納得出来ない。死の尊厳が生の尊厳に繋がる、という主題なのだろうが、死の虚飾は生の虚飾にも繋がるだろう。というより、生の虚飾が死を虚飾させるのだろうが。
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