[コメント] JUNO ジュノ(2007/米)
鑑賞後の一言 「越えられない一線」
物言いたげな椅子、キッチュな小物、軽妙な台詞、絵になるエンディング。思わず「おっしゃれ〜」と言いたくなる衝動と、「扱うテーマに対して爽やか過ぎやしないか」という疑問のせめぎ合い。この映画を「素晴らしい作品」と評した途端に、自分の中から何かひとかけらの倫理観がこぼれ落ちそうになる感覚を抱いたことは否めない。
自分の立ち位置を何処に定めるかによって、本作から受け取るメッセージは大きく異なるだろう。それこそが本作の狙いなのかも知れない。私は「シビアな問題を軽々に扱い過ぎ」と感じる一線を越えられなかった。星3つ。
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