屈服するくらいなら死んでやるわいという強烈な気合いで、多勢に無勢をものともせず闘いまくるスパルタ軍の迫力がすさまじい。

均一な戦士で統一されたスパルタ軍に対して、キモかっこいいクセルクセス王が率いるペルシャ軍の異形な多士済々ぶりも面白い。

「単一の要素で構成された組織はたった一つのウィルスでも滅んでしまう」といった意味のセリフが攻殻機動隊の中にあったが、そういう観点からすると、この戦いは最初から答えが出ていたのかもしれない。

ただ、圧倒的に不利な状況下にあって「今まで幾多の戦いをしてきたが、唯一出来なかったのが名誉の戦士だ」と不適に笑いながら言う、くらくらするほど私とは価値観の異なるスパルタ戦士の言葉を聞きながら、日本男児ももうちょっと気合い入れないとダメだよなと思うのだった。

〜〜〜全然関係ないけど〜〜〜

ところでこの映画を見ながら連想した言葉「自由を、さもなくば死を」の元の言葉は "Live free or die." （ニューハンプシャーの公式キャッチフレーズ) なんだけど、「ダイハード4.0」の原題って "Live free or Die Hard." だったなーと、ぼんやりと思った。