[コメント] リアル・フィクション(2000/韓国)
この比較的初期のギドク作品を観て「ギドクは決定的に活劇演出ができない監督なのかもしれない」という私の疑いはますます強められた。
何も活劇だけが映画の全てだとは思わないし、活劇を撮れないというだけでその監督を貶めるような一種のファシズムに与するつもりもない。この作品以降にギドクがいくつかの傑作を撮ることになるのも私は知っている。しかし、肉体的暴力を行使する復讐劇が活劇として成立していないこの映画を積極的に認めることもまた、私にはできない。
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