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[コメント] アンタッチャブル(1987/米)

熱くていいよね。
サイモン64

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







※以下のレビューは、元のテレビシリーズのことは全く知らずに書いています。

ブライアン・デ・パルマというと、中学の時に見てラストでちびりそうになった『キャリー』の監督というくらいの印象しかなくて、「マジでこんな時代物のギャング映画撮れるのかよ?」と思いながら観てぶっ飛んだ。

音楽、衣装、カメラの構図のどれもバッチリ決まっている。冒頭小さな女の子が爆死して、この時点で観客全員アル・カポネの敵、ヤツがどんな死に方しても誰も文句は言わないという状況設定は若干あざとい気がしないでもないが、以降は我らがアンタッチャブルの勝利と、カポネの失脚に向かって一直線だ。

目的のためにルールを踏み外しちゃう男達が熱くていいよね。

死体を使った拷問とか、最後の最後で、ネス自身カポネの手下を勝手に殺しちゃったり、切羽詰まって裁判官をペテンにかけるところも逸脱ぶりが熱くてすごくイイ。

この映画を観た誰もがほれぼれするシーン、駅舎での戦いも強く記憶に残るアクションだ。ネスに拳銃をトスしながら滑り込んできた射撃の名手ストーン(アンディ・ガルシア)が落ちる乳母車をブロックしてマフィアの男に照準ロックするシーケンスは何度観ても飽きることがない。

ショーン・コネリーもデニーロも経理の男も全てがハマリ役。文句なしの5。

(評価:★5)

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