歯止めがコトンと外れる音さえ聞こえるようだった。全ては自分が悪いだけなのかも知れないけれど、世の中のせいにしたくなる時もある。 チンピラを撃退するシーン、予算消化工事にいちゃもんつけるシーン。老女性ドライバーを罵る男にパンチするシーンなど痛快ですらある。

Ｒ・デュバルと女性刑事の関係がもう一つよく把握出来なかったけど、そこらを除いてはほぼ完璧な人間描写だった、と思う。バーバラ・ハーシー、チューズディ・ウェルズも懐かしかった。 ラスト、女の子を持つ父親の気持ちが痛いほど伝わってくる。締め方も文句ない。