[コメント] スネーク・フライト(2006/米)
偽物B級映画。B級を逆手に取ったA級レベルで、全てが狙い撃ち。何が面白いかって、体感できることに尽きる。手ぶれカメラと共に乗客の1人になり、ヘビの暴威と危機的状況から脱したい!と思わず願う。「アホ映画だ…」と呟きつつ、脇から脂汗が…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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直訳すると「飛行機のヘビ」という原題。また、飛行に絡まりつく大蛇と80年代の映画にありがちなフォントで「Snakes on a Plane」の文字がデザインしてあるポスター。何から何まで狙いすぎ。そして狙い撃つ!
そういう、コンセプトからして楽しめてしまう映画なのではないかな?
サミュエル・L・ジャクソンが1人でヒーローにならないところが非常に良い。そこは「B級」によくある展開を避けたというわけか。乗客(とFBIやヘビ学者)が一体となって、危機的状況から脱する様。これに興奮するわけだ!しかしながら、それでもサミュエルおじさんが1人いる・いないでは、圧倒的な存在感が違うだろうとも思う。
あのヘビ一斉排除と着陸オチは卑怯すぎる!最高だよ…。デヴィッド・R・エリスはサスペンスホラーが3作連続で大当たり中。これからも、この手のスピーディな体感型娯楽映画を撮りまくってほしい。本当に楽しみな監督の1人だ。
余談。劇場で鑑賞したせいもあるだろうが、あの手ぶれカメラは結構身体をエグってくる…。途中、何度か口にしたペプシが「うげぇ」となることもあった(笑)。手ぶれカメラに酔ってしまったのだと、その時気付いたわけです。
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