[コメント] タイフーン TYPHOON(2005/韓国)
クライマックスでの、ベタベタの、単純で自己犠牲的なヒロイズムには、60年代の日本の任侠映画を見る思いがした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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膨大な予算をつぎ込んで、絵的には派手なシーンが多いが、その分、ストーリー展開は唐突で、いきなりそうなるか、みたいなところが多い。
そういう意味では、平凡な映画という印象を受けるが、ラストで、時限爆弾をセットしなかった主人公の心根を思うと、分断された朝鮮半島に住む民族の悲哀を感じさせた。
韓国軍人の素晴らしさを見よといわんばかりの扱いも気にはなったが、その点も含めて韓国の自信と度量の大きさを示しているのかなあと、つい勘ぐってしまう。
ただ、その韓国の軍隊といえども、米韓連合のもとでは、有事の際の指揮権限が米軍にあり、現実には米軍の意向には逆らえない、生々しい実態が垣間見えたのは、なかなかに興味深かった。
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