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[コメント] あおげば尊し(2005/日)

語弊があるかもしれないが、重々しい展開ではない。日常において当事者でなければ向き合う機会の少ない「生死」を、80分間だけ人間の宿命として、こうして身近なものとして描く。単純、単刀直入にそれを描いたドラマだと思うし、心に響く。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







人間のぬくもりを忘れかけていた少年が、ぬくもりを毎日のように実感するようになった教師の手によって、それが何であったか肌で感じることとなる。

少年は父親の存在をおぼろげに覚えているだけで、生死について悩む。光一の肉親でもなく、教え子という立場だ。言わば、第三者であり、鑑賞する自分の立場に似ている部分もある。その少年の視点や、感化されていく気持ちなど、この作品において評価されるべきところの一つだと思う。

(評価:★3)

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