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[コメント] エノケンの江戸っ子三太(1936/日)

物語としては小ぢんまりとまとまり過ぎ、破天荒な楽しさがなかったのは惜しまれるところ。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







お蔦(中野かほる)はいい女だが、あとは顔に演技の付いていかない大根娘ぞろい。ギャグや音楽は気が利いているぶん(何度も戸板で運ばれるエノケン、ほうれん草を食べて強くなるポパイネタ、何かというと心臓が動悸動悸する軍兵衛など)共演者もいい役者を揃えて欲しかった。

先述の軍兵衛が悪の親玉にしては弱すぎ、みんなで乗り込んだ時にはビックリ死にしているあたりはいささか拍子抜けだった。

(評価:★3)

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