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[コメント] 四月の雪(2005/韓国)

私の頭の中の消しゴム』と二本立てで鑑賞。『ラブ・ストーリー』で惚れたソン・イェジンのイメージが正反対な二本でした。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラブ・ストーリー』でのおさげ髪がとっても可憐だったソン・イェジン。『消しゴム』の方ではそのイメージを損なうことのない、病と闘う明るい笑顔のヒロインを熱演してました。

その直後に見た本作。冒頭の病院のシーンから、とにかく無言で、重く冷たい空気がピーンと張り詰めたような暗い顔からスタート。「ヒロインが一緒」ということ以外の予備知識を仕入れていなかったので、最初は何が起こったのかよく判らない。「どちらが運転していたのかが判らない」とか、荷物からコンドームが出てきたりとかで、ようやくW不倫の相方同士だということが判るまでに少し時間がかかり、自分の中で物語がスタートしなかった。

で、相方同士で事故で死なせた相手の葬式に顔を出すシーンの気まずさが強烈。病院で一緒に居るだけでいたたまれない状況なのに、葬式で相手の遺族になじられて・・・。このあたりの「気まずさ120%」はゾクゾクさせられた。

イェジンちゃんの下着でドライヤー当ててるときの想像以上の「大きさ」にびっくり。まさかそのあとにベッドシーンまであるなんて・・・。ショック〜。

二人の関係が「愛」でなく「救いあい」のようであった。みていて「痛々しい」気がした。どうしても「ヨン様鑑賞映画」としてのサービスカットも多く、そのためには「熱い感情の吐露」と「激しい行動」とかもなく、静かな切り口で進んでゆくところに、もうひとつ気持ちが乗れなかった。

・・・そういえば、今はどうなのか知らないが、少し前には、韓国では「不倫」は犯罪だったはず。20年ぐらい前に、まだ韓国の俳優なんて日本では誰も知らなかった頃、ある美人女優が「姦通」で逮捕されるというニュースが流れ、すこし後に、グラビアで「美しすぎることは罪なのでしょうか・・・」とかいう言葉と共に、その女優さんが紹介されていました。最近の韓国映画でも「不倫」をテーマにしたものも多いけど(「消しゴム」でも不倫が描かれているし)、今はどうなんでしょう?

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)アルシュ[*]

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