[コメント] さよならみどりちゃん(2004/日)
含みのありそうな平仮名のタイトルに惹かれた。ゆうこ(星野真里)はヌードも初々しく、不潔感がない。それだけに、こんなダメ男にいつまでも未練を残す彼女が判らなかったが…。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラスト、告白後にユタカ(西島秀俊)に捨てられたゆうこはスナックを辞めることを決め、はじめて自らカラオケで熱唱する。この時のゆうこがじつにいい。「14番目の月」を常連たちの声援を受けながら歌う彼女は、寂しさや哀しさよりも錆びついた枷から解放されたやけっぱちの高揚感が生き生きと感じられた。
野暮に、きわめてストレートに語るならば、タイトルの意味は「さよならみどりちゃん」から移行した「さよならユタカくん」であったのだ。そんなことを改めて気づかされる爽やかな鑑賞後感であった。
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