「原作のファンは絵だったものが実写で見られるってだけで見るもんなんだよ。要はそれ以外の人に面白い映画として映るかどうかだ。」

なんて話が制作者一同の間でされたかされていないか、どうでもよいが、登場人物の性格付けを香港B級ドタバタ風その他などに変え、”マニアック”な車がらみのあれこれを削除し、勿論ストーリーを変たその結果は、映画としてふつーにつまんないコレ。全体を覆うこのしらけムードは何なのか。

兎に角、原作では最初はお手伝いの為仕方が無く車を走らせていた主人公が次第にその面白みに気がついてゆくというポジティブな動機付けが描かれているのに、なんでこうもネガティブなものに書き換えられたのか理解に苦しむ。後味は、悪い。

車が走るシーンだけで結構です。付け加えるならやっぱり上手い鈴木杏と原作やアニメ知っている人には看板も。