[コメント] 水の中のナイフ(1962/ポーランド)
ミニマルで隙のない演出に小躍りする。前半は、貧者と富者、大人と若者という対立軸上の男性が中心に描かれるが、後半、女性が存在感を増して対立構造を無化していく。湖面の圧倒的な量感、波の輝映を収めたモノクロ画面が美しい。狭い空間内のキャメラが魔術師のようだ。
(ジェリー)
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