ええっと、都合何回戻ったんだっけ？整理すると、戻るポイントは記憶がとんだ３箇所。（１）７歳のとき、ケイリーの父のビデオ撮影。（２）１３歳の時のポストにダイナマイト。（３）廃材置き場の犬。

一回目はケイリーが自殺したと聞いた後、（１）に戻って、ケイリーの父に「娘に手を出すな、兄をもっと躾けろ！」と脅す。（そのあとお絵かきの授業にちょこっと戻る）。

二回目は、（３）に戻って、レイに犬が閉じ込められた袋の縄を切るために、たがった金属片を持たせるが、レイがトミーを刺殺。

三回目は（２）に戻り、爆発から親子を救うべくダイナマイトをポストから取り出すと、彼の手の中で爆発。･･･この環境もちょっといいかと思いきや、病める母を見て再度飛ぶ。

四回目は（１）に戻り、（２）のダイナマイトを処分しようとするが、ケイリーが拾う。

最後の五度目は、エヴァンとケイリーの出会いの日に戻る･･･。

もう、映画後半の「トリップ三昧」は掛け値なしのおもしろさ。時に三度目は強烈。あのレイが最愛のケイリーといちゃいちゃして、自分は腕ナシ、さらにトミーが信仰に目覚めて･･･。もうこのあたりは映画がどう進んでゆくかが予測不可能。「おもしろい映画」です！。個人的にちょっと戻る「インチキ聖痕」の刑務所シーンも好き。あの「カルロスさん」、なんか世良正則っぽい顔してましたね。」

結末は、本当に「切ないハッピーエンド」。すっきり爽やかに映画を見ることができました。「ディレクターズ・カット版」は違ったエンディングだそうで、見たい気もするし、見たくない気もする。