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[コメント] 隣人13号(2004/日)

「サイコホラー」に属するものなのだろうけれど、下品で悪趣味、人の道に外れたことまで嬉々としてやり、中村獅童のはしゃぎぶりには嘔吐感がこみ上げる。途中で観るのをやめようとも思ったが、もっと嫌な気分になっていただろう。だが、あえて主人公を肯定的に見たとしても、いじめへの恨みはあんなもので消えることはない筈なのだが。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「ごめん、悪かった」と、赤井。

当り前じゃねーか。おまえが全て悪いんだよ。あやまったぐらいで許されると思うなよ、おまえも大便しながらシャワー浴びてみろよ。硫酸、顔に掛けられてみろよ。

…そう思うのがいじめられた側の心理であり、真理だ。いじめっ子を苦しめるためなら、関係ない子供だって惨殺してやるよ(自分もあの死体のシーンにはやり過ぎを感じたが、いじめられっ子ならあれもできるだろう、とは思う)。ざまあ見ろ。

でも、基本的に主人公はいい子に過ぎたのだ。だから、パラレルワールドでは彼はいじめっ子を許し、自分も立ち直ったのだ。いじめられっ子の脳内には「絶対に許さない」中村獅童がいつまでも生き続けていることを、いじめっ子は忘れてはならないだろう。

まあ、自分も飼ってるけどね、小さい中村獅童(笑)。

(評価:★1)

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