[コメント] オオカミの誘惑(2004/韓国)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
チョ・ハンソンとカン・ドンウォンのふたりの男の対立と友情、お決まりといえばお決まりなのだけれども、これもなかなか見ものだった。
カン・ドンウォンの設定は、神秘性を出すということで、哀しみをどこかたたえたキャラクターとして成功していると感じた。 ただ、他の方も指摘されているように、やはり「難病」にして、片をつけるという構図は、考えてみれば、容易だ。 というか、韓国映画はこのパターンが非常に多い。 しかし、この展開にするしか、この三角関係にキリをつけるのが難しいというのも、その通りかもしれない。
カン・ドンウォンは、血の繋がった姉に対して、家族としての愛情以上のものを抱くという展開、そして、最後には病気で死んでしまう。 設定だけ見るならば、カン・ドンウォンの演じたキャラクターの方がチョ・ハンソンよりも、断然共感を得やすいと思う。
しかし、チョ・ハンソンも見るうちに、彼なりの苦悩が感じられて、憎めないキャラクターで、好演していたと思う。
どちらも応援したくなった。
そして2人の板ばさみになるイ・チョンア
イ・チョンアという女優、初めてだが、ちょっとお間抜けな顔に、みているだけで笑えてきた。 何で彼女に2人の美青年が…と疑問もあったが、しかし彼女のナチュラルな演技が、なかなかよかったし、見るうちにかわいらしく思えた。
中盤から後半にかけては、イ・チョンアをみて、はらはらしながら見ていた。
これからの出演作も期待したいと思う。
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