[コメント] 香港国際警察 NEW POLICE STORY(2004/香港=中国)
私は小さい頃に好んで見た映画は敢えて観ないことにしてきた。感傷に浸りたくないと言えば尤もらしいが、単純に新しいものを観たいからということだったかもしれない。
もちろん例外はある。そのひとつはスターウォーズである。このシリーズは私の映画のブランクにすっぽりとマッチする作品で、事実、エピソード6からエピソード1までの約15年間はほとんど映画を鑑賞していない。そんな私としては、スターウォーズの新シリーズが旧作ファンから酷評されるのを目にするのは辛い気持ちになりもする。
そんな私も少しづつ方針が変わってきている。 昨年、ひょんなことから『ゴジラ ファイナル・ウォーズ』を観た。随分と久しぶりのゴジラであったが、意外や意外、現代的で爽快な出来栄えだった。観てよかったと思った。
話は変わるが、アクションスターでは何といってもブルース・リーが好きである。ブルース・リーは、スターウォーズとともに例外で、最初に買ったDVDはブルース・リーだったし、小さい頃からブランクもなく鑑賞し続けている。部屋には友人から貰ったパネルを長年飾っている。
私のジャッキーとリーに対する姿勢の違いは、2人の人生によるところが大きいように思う。短命が宿命つけられていたブルース・リーと、常にチャレンジし続けるジャッキー・チェン。 そんなチェンをファンとして応援し続けなかったことへの後ろめたさがあるのも事実だろう。
『香港国際警察 NEW POLICE STORY』はジャッキーが若手に見せ場を譲る映画だと聞いた。ジャッキーが苦悩する映画だと聞いた。大人になった自分には興味をそそられるものであった。
鑑賞して思ったことは、脈々と続く、ジャッキーが育ててきた香港若手アクションスターの層の厚さへの驚きと、アクションスター・ジャッキーが健在だったことの喜びだ。ジャッキーには映画界で長生きをしてもらいたい。
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