[コメント] 香港国際警察 NEW POLICE STORY(2004/香港=中国)
酒に浸り、落ちぶれたジャッキーの姿を見るのは悦びです。
何故ならそれは以降の物語での復活、活躍を約束するからです。期待に違わず事件のただ中でジャッキーは覚醒し、デンジャラスにも程があるスタントの数々でマット・デイモンがちょっとやそっと体を鍛えても辿り着けない世界があることを改めて教えてくれ ます。
ただ、どうしても気になってしまうのが犯人側の設定です。戯れに殺人を行い、その延長でFPSやオンラインゲームに興じる…何と言いますか、「キレる若者」とか「ゲーム脳の犯罪」といった論調に通じる余りにステレオタイプな造形ではないかと。ゲーム大好きっ子のひとりとして、ちょっと偏見キツ過ぎませんかと思うのです。
香港アクション映画にPCを望むのも野暮かもしれませんが、例えば犯人と同じようにFPSやネットゲームを嗜みながらジャッキーに味方する、善玉の人物を登場させても良かったのではないかと。なに、「その機能を担っているのが婦人警官のシャーリーン・チョイなのでは」と?あんなキャピキャピした小娘ではダメなのです。もっともっとドン詰まったキャラクターでないと、オレとオレの仲間達の代表って感じがしないのです。(←それこそ偏見です)
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