内容から言えば、この映画はAvPというよりは「プレデター３」というほうにより近い。究極の悪の権化（と言っても、繁殖本能と食欲に突き動かされているだけで悪意はないんだろうが）であるはずのエイリアンが、強さも迫力も全く不足。エイリアンがひたひたと忍び寄るあの恐怖が描かれておらず、プレデターをカッコ良く見せるだけの脇役でしかないのは残念というほかない。 しかも、そのプレデターの強さも今ひとつ。仲間の二人はあっと言う間に殺されてしまうし。残った一人だって、油断しているから...。

とはいえ、十分に楽しめたことは楽しめたので４点つけるが、エイリアンを中心に描いて、やはりエイリアンは恐ろしいということを再認識させてくれる「エイリアン５」的内容だったら、たぶん５点だったろう。