[コメント] 夜空の大空港(1966/米)
テレフィーチャーとは思えぬ充実。天才ロッド・サーリングのアイデアとストーリーテリング。後世に与えた影響は絶大。
『大空港』に始まるエアポートシリーズは当然として、70年代パニック映画の大ブームの嚆矢であろう。「高度を下げると爆発する爆弾」という破格のアイデアは『新幹線大爆破』『スピード』などに絶大な影響を与え、しかも解決の鮮やかさは遥かに勝る。「新幹線大爆破」における例の喫茶店の顛末なんか、どんだけ「夜空の大空港」からいただいとるんやと。爆弾事件を解決しようとする捜査官の奥さんがまさにその飛行機の乗客でもあって、という構造は『ダイ・ハード2』だ。とにかく後世のフィクションにメチャクチャ影響を与えてる。こういう「源流の一本」に出会えたよろこびというのは、たまらないものがあります。
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