[コメント] 旅立ちの時(1988/米)
私は電車に乗っている。すると車内の見知らぬ男が私に言った「どの時代に戻りたい?」。私は答えた「リバーの生きてる時代に戻り、彼に会いたい」。男は言った「では時間迄にこの駅に戻りなさい」。私はリバーの生きてた時代に戻った。残された時間は少ない。私はタクシーを拾い、運転手に「リバーに会いたい」と告げた。運転手は戸惑いながら私を彼の元へ導いた。とある店のベンチにまだ幼い彼は座っていた。私は彼に「誰よりも愛してる」とたどたどしい英語で告げる。彼は戸惑った顔で笑う。そして私は残された時間で彼とできるだけの事をしようと食事をしたりして楽しんだ。戻らねばならない時間が迫っていた。私達は電車に乗った。電車が駅に近付くと幼かった彼はどんどん年をとっていった。私には彼が消える事が判っていた。駅のホームで現在人気のスターが若い娘に追われているのが見える。私は泣きながら彼に告げた。「どんなに時代が移り人気スターが現われようと、貴方程好きな人はもう二度と現われない」。彼は静かに目を閉じていた。そして、もう二度と喋る事はなかった。
起きると、夢同様に私は泣いていた。そしてこの映画を見ずにいられなくなった。初めて朝イチで映画を見た。内容の善し悪しに関わらず、彼の見せる切ない演技は私の心を激しく揺さぶり、号泣こそなかったが終始瞳は潤んだままだった。今でも、このコメントを打ちながら泣きそうになっている。画面の中で輝く彼はそれだけで眩しくて、切なくて、儚げで、私の心を締め付けて止まない(ここまで言ってて★4を譲れない自分が情けない)。例え彼が生きていたとしても、直接伝えられる事はないだろうが、私は心底思っていた。「どんなに時代が移り人気スターが現われようと、貴方程好きな人はもう二度と現われない」
批評になっていない上に感情が先走った見苦しい文で本当に申し訳ありません。最後まで読んで頂いた方がいらっしゃるのなら、心から感謝致します。本当に有難う御座いました。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。