[コメント] 禁断の木の実(1952/仏)
まるで歩くフランス人形のようなフランソワーズ・アルヌール。今やよくある話だが、彼女になら人生狂わされても仕方ないよねというリアリティが抜きん出ている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まあ脚のきれいなこと。乳首見えたんじゃないというハプニングショット素晴らしく、「自分にもウンザリ」という収束もいい。こういう自己批評がなくなると4年後の『素直な悪女』になる、という流れですね。
妻と母の激論がいい。「あんたの自尊心にはうんざり。妻じゃなく学校の先生よ」「お母さんこそ彼を都合のいいように育てたんじゃない」なる女同士の主導権争いは興味深く、抜け作なフェルナンデルの人となりがここにきて立体感を持って現れるのだった。お医者さんは大変な仕事だ。雄牛は結局、祭りには採用なれなかったのだろうか。
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