生まれついた境遇を何の疑いもなく受け入れて、漂々と日々を過ごす哀しみと滑稽さが漂う阿Ｑの生き様をイエン・シュンカイが絶妙な身のこなしと表情で好演。階級という差別が見えにくい現代でも、阿Ｑ的な生き方を強いられる人は少なからずいる。