[コメント] ある機関助士(1963/日)
白煙を吐き出しながら疾走する黒き機関車が無類に格好いい。そして機関士達の体から洗い落とされる黒ずんだ汗。
それにしても、機関車の運転を迫真的に映し出す為に、恐らくは必然的に数限りない再構成(編集)が為されているわけで、それを考えるとこれは一種のフィクションだとさえ言い得るとも思える。ドキュメンタリーって何なのか、と、良質のドキュメンタリーはいつも考えさせる。
ちなみにひとつ謎なのは、何故機関士でなく、機関“助”士なのか、ということ。助士と言えばまだ若者であるイメージがわくが、ではそのような若者のイメージを主軸にすえることで何を演出したかったのか。
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