[コメント] パリ・ルーヴル美術館の秘密(1990/仏)
フィルムに映された絵画は既に絵画としての本質を奪われている。だからこそ、このフィルムは絵画の周縁で芸術の制度を象っている美術館を映す。
そこに映し出される現実的な美術館の有様は、観念的に美術館を描き出したエルミタージュ幻想と対を為す。
それにしても、名だたる作品を扱う際のスタッフの適当さにはヒヤヒヤさせられた。もう、黒ずんだ軍手で絵画を触りまくる何て…。
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