[コメント] コックファイター(1974/米)
こゝでは闘鶏の世界を舞台にし、勝利するまで喋らないという非現実的だが映画的な誓いを立てた男を見事に的確な演技・演出で造型している。しかし『断絶』に比べれば随分と判りやすい筋立てで安心して見ていられる。また、世紀の天才撮影者ネストール・アルメンドロスのアメリカ映画進出第一作はなんとモンテ・ヘルマン監督作だったのだ。タイトルバックの走る汽車の中の風景からもう自然光の美しさが際立っている。血なまぐさい闘鶏シーンでさえアルメンドロスらしい優しい光に包まれている。
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