[コメント] カーサ・エスペランサ 赤ちゃんたちの家(2003/米=メキシコ)
子供とは「無償かつ全身全霊で自分を信頼してくれる唯一無二の存在」である。どんなに愛した伴侶でさえもこんなことは適わない。彼女たちは他人の子をもらいうけるというハンデを承知でそんな関係を望んでいる。親に恵まれない子、子に恵まれない親。彼女たちの未来が輝きますように。
世の中には親の愛に恵まれない子供たちがたくさんいる。
一時期、私も本気で養子をもらうことを考えた。
この世にそんな子供たちがいるのなら、まずはそちらに手を伸ばすべきなのでは?と考えたからだ。
しかし、実現には至らなかった。
理由は「どこかで実の息子と差別してしまうかもしれない自分」を恐れたからだ。
私と違い、映画の彼女たちは真剣だ。鬼気迫っていると言ってもいい。
「子供が欲しい!」
こんなにも簡単でこんなにも難しい問題をこの作品は笑いも交えてさらっと表している。
そこが美しい。
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