[コメント] 鉄と鉛 STEEL & LEAD(1997/日)
希少なれば使い込みたくなる聖人の駆動力が落伍者の成瀬正孝の人生と絡むどころか打ちのめしにかかるから、渡瀬恒彦から希少性を奪わずにはいられなくなる。人間の自律が主題に容嫁する自我の緊張が、徹夜明けのようなフワフワとしたつらみとして鬱積する。
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