このシリーズは一作目で現実世界（９．１１）と因縁ができてしまった（予期せぬ911で、世界貿易センタービルのシーンを全て削除変更しなければならなかった）が、日常が非日常におびやかされている今日、その裏返しとして非日常の存在なはずのヒーローが日常におびやかされている映画になったのは、時代とシンクロしてしまったが故の必然か。未来はどう転ぶのか、すべてをさらしたスパイダーマンの次の物語が気になる。