どうでもいいんですが、IMDbでは‘uncredited’でなんと製作総指揮にマーティン・スコセッシの名前が・・・。「ニューヨークでしかもギャングと来たら、俺だろ！」ってノリでこっそりご参加！？（笑

役者がとにかく良かったかな。演技も良いのだけど、同時に何か目に輝きがあるような役者がいっぱいで。配役もナイス。家族想いで責任感ある青年を好演するスティーブン・ドーフや、非情に徹する悪役ノーマン・リーダスも見事ですが、個人的にちょっと気になったのはジェームズ・フランコ。『スパイダー・マン』でウィレム・デフォーの息子役をやっていた方ですけど、TVムービーでジェームズ・ディーン役を演じた事もあるらしくて、実際ディーンに結構似てますね。この映画では別に目立つ役でも無いのですが、ワンショット、ワンショットで妙に存在感があって気に入りました。期待の若手。

セットも良く出来てた（というかセットだと気付かなかった）し、映像や音楽も全体的に気持ち良く、最初から最後まで問題なく楽しめた。内容が内容だけに、日本人には・・・というかアメリカ人以外にはちょっとウケにくそうだが、結構面白かったです。

でも、邦題は何でわざわざ単数形にしてるのか・・・と不満を感じる。表記としては「デューシーズ」とかより「デュース」の方がカッコ付いてるのだけど、声に出してみると、どうも原題そのままの方がしっくり来ます。