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[コメント] 愛すべき女・女たち(1967/伊=独=仏)

第一話は古代。こりゃゲンナリするぐらいチープ。壁画を描く画家の男と、同居する女と、海辺に来た若者の集団との話。
ゑぎ

 第二話はカエサルとその妻の話。妻はエルザ・マルティネリだ。部下と一緒に娼館へ行くと、そこには妻が待ち構えていた。なぜここに?という話。マルティネリが『ハタリ!』から5年後ぐらいだが、ちょっと年増でびっくり。

 第三話はフランス革命の時代。フィリップ・ド・ブロカ演出で、娼婦のジャンヌ・モローを手玉に取ろうとする、兵士・ジャン=クロード・ブリアリのお話。流石に2人のスターは見応えがある。

 第四話はベル・エポック時代。ラクエル・ウェルチが、真面目な銀行家の男を騙して玉の輿に乗ろうとする話。やっぱりウェルチが本作中でも一番セクシーだ。圧倒的肢体。

 第五話は現代で、偽の救急車を使って春をひさぐというアイデアを試す2人の女の話。クロード・オータン=ララ演出。若々しい演出で驚く。マルセル・ダリオが登場。

 第六話は未来。ゴダール作。宿泊施設の案内係?でジャン=ピエール・レオ。他の星からの旅行者?の男が部屋に呼んだ女が喋ることができないので、クレームをつけて女を取り換えると、アンナ・カリーナが来る。彼女は逆に、話すだけの娼婦だった。カリーナの顔に水をかけるカットが醜悪。これはゴダールの「いけず」か?離婚後のコンビ作だが、コンビ最後の作品なのだ。

(評価:★3)

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